
こんにちは、水瀬です
ヤフーニュースを眺めていると、ちょっと気になるニュースが
あったんですよね。
(それにしても酷い学生だなw)
⇒http://news.yahoo.co.jp/pickup/6185482
以前からハローワークの求人はブラック企業の求人で溢れている
なんて話もあちこちで、聞かれたりしましたが
ついに、来年春からブラック企業に該当する企業の求人を
受け付けなくなるだそうで。
なんだか今更感が漂いまくりですが
昨今の大企業のブラックぶりが露呈してきたので
流石に放置することもできなくなったのでしょうか。
ただブラック企業門前払いするのは賛成だし
一向に構わないんですが、ザッと制度を見てみると
結構、疑問点もあるんですよね^^;
ブラック企業門前払い制度の疑問点
従来のハローワークでは企業が提出した求人は
原則として全て受け付けなければならない決まりだったんですね。
それが、今回の新制度から「ブラック企業」の求人は
受理しない、というものらしいんですが
このブラックの基準というのが結構微妙なところなんですよね^^;
そのブラック企業の対象となる企業というのが
違法な長時間労働や残業代未払などの違反を1年間に2回以上
労働基準監督署などから、是正指導された企業が対象となる。
というものなんですが、知っての通り
労働基準監督署なんて組織は、その根拠となるデータや資料などを
提出しないと動いてくれないくらい、腰が重い組織なんですよね。
ブラック企業で務めたことのない人からすると
「資料を提出して、訴えればいいのでは?」と思われるかもしれませんが
ブラックで働くと分かりますが、そんな暇もなければ考える暇すらないw
労基が自ら指導するなんてことは、ほぼありえないので
ブラック社員自ら声を上げないといけないのです。
ただ、タイムカードや給与明細すら設置していない企業も
ザラにありますし、「資料を準備する暇さえ無い」
と言うのがブラック企業の実態なんですよね^^;
どんなにハローワーク側がブラック企業を搾り出すといっても
そもそも、企業がブラックかどうか明るみにならないのが
問題なんですよね。
ハローワークがブラックかどうか判断するためには
指導されているかどうかで判断する、そして指導されるためには
社員が労基に密告する必要がある。
う~ん、どう見ても形だけの制度で終わりそうな
予感はプンプンしますね
そもそも、社員が自分の会社がブラックではないと
洗脳されているパターンがほとんどなんで
通報する可能性自体、かなり薄く感じますね^^;
そして、もう一つ引っかかったのが
”1年間に2回以上の是正があった場合”という点。
1年間に2回・・・ということは
一度是正があったとしても、そこから1年是正勧告が無ければ
ブラック認定されないんでしょうかね?
そもそもなんで2回アウト性なのかも意味不明ですよね。
労働基準法ってなんか軽視されがちですけど、違反しているということは
立派な法律違反で違法行為なはずです。
にも関わらず、1回の違法はお咎めなしで
2回目以降から問題にするというのもおかしな話だな~と
なんか世間が騒いでいるから、やっつけで考えたような
制度にしか見えないんですよね。
まだ制度が始まっているわけではないので
何とも言えませんが、この制度でブラック求人がなくなると
考えるのは期待薄かもしれませんね^^;
一応こちらも参考に